oto`s life

初めまして。oto(オト)と申します。本に纏わるお話をしています。気軽に覗きにきてください。

コンビニたそがれ堂 村山早紀 【感想】 / あなたの探しているものはなんですか?

こんにちは

オトです

 

 

はじめに

村山早紀さんの「コンビニたそがれ堂」を読了しました。

高校生の時に後輩に借りて一度読んだことがあるので、再読になります。

 

コンビニ人間」から「コンビニたそがれ堂」へ。

意識はしていませんでしたが気づいたらコンビニが並んでしまいました。

 

このタイプの作品のジャンルは何に当たるんだろう。

不思議で暖かい物語です。

 

あらすじ

駅前商店街のはずれ、赤い鳥居が並んでいるあたりに、夕暮れになるとあらわれる不思議なコンビニ「たそがれ堂」。大事な探し物がある人は、必ずここで見つけられるという。今日、その扉をくぐるのは?

慌ただしく過ぎていく毎日の中で、誰もが覚えのある戸惑いや痛み、矛盾や切なさ。それらすべてをやわらかく受け止めて、昇華させてくれる5つの物語。

 

 

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 不思議なコンビニ

最初から最後まで文章が優しく、表現が丸みを帯びている、そんな感覚があります。

 

探し物をしている人の前にしか現れない不思議なコンビニ。

 

大事な探しものがある人は

必ず  ここで見つけられると

いうのです

 

店の名前は  たそがれ堂

不思議な  魔法の  コンビニです 

 

捨てられてしまったリカちゃんの人形を探す小学生や

いなくなってしまった猫を探す高校生。

 

それ以外にも大切なものを見失い、探し求めて歩いている人たちの前へ現れ、

そこには長い髪が銀髪で、目は光る金色のにっこり笑ったお兄さんが立っているのです

 

 

それぞれの大切なもの

 

年齢や学年、職業に関係なく、人は何か大切なものを隣に置いて、時に背負いながら必死に前を向いているのではないかと思います。

 

「大切だ」と思えるそれがあることの有り難さは年を重ねれば重ねるほど分かるもののように感じますが、何かに対して大切にしたいという感情を持てたならきっとそれはその人にとって宝物になるはずです。

 

生き急ぎ、つまずき、下を向き、涙して。

もうどうしようもないと思っている人生も何かたったひとつのことで

前を向けるかもしれない。

 

そのことを信じてコンビニの扉をくぐったこの物語の5人は

きっと今、笑っていることでしょう。

 

最後に

 

元気がない方、何かを諦めようとしている方にぜひ読んでほしい作品です。

暖かい気持ちになりました。

 

コンビニたそがれ堂

 

ではまた。

 

 

www.otono-oto.com

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