oto`s life

初めまして。oto(オト)と申します。本に纏わるお話をしています。気軽に覗きにきてください。

僕は何度でも、君に初めての恋をする。 沖田円・著 【感想・ややネタバレ】

こんにちは

 

今回は

沖田円さんの「僕は何度でも、君に初めての恋をする」についてお話ししたいと思います。

 

 

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僕は何度でも、君に初めての恋をする。 表紙

あらすじ

両親の不仲に悩む高1女子のセイは、ある日、カメラを構えた少年ハナに写真を撮られる。優しく不思議な雰囲気のハナに惹かれ、以来セイは毎日のように会いに行くが、実は彼の記憶が1日しかもたないことを知る――。それぞれが抱える痛みや苦しみを分かち合っていくふたり。しかし、逃れられない過酷な現実が待ち受けていて…

 

 

 

 

「高校生の恋愛でしょ?」

そんな風に思うのなら大間違いで、高校生とか大人とか関係なしに

誰かを大切に想うことやとか、背中を押してもらうこととか、希望をもらったような気がする。

 

 

仲良しな家族に戻って欲しいと苦しみを隠しながら生きる女の子と

突如過酷な運命を背負い始めた男の子。

 

普通なら出会うことなんてなかった。

 

ただ、いろんな出来事が重なった。

 

誰かに「大丈夫」と言って欲しかった

誰かに「ここに居ていいんだよ」そう抱きしめて欲しかった。

 

互いに欠けているものを

お互いが目をそらさずに

お互いが前を向くために

足りない部分を補おうとした。

 

「泣きたい?」

そう声をかけたのは

泣ける場所をつくってあげたかったから。

 

恋、と一文字で片付けてしまうのには少し物足りないような気がして。

 

未来のため、新たなな生活を決断した家族と

僕のせいだと自分を責め続けるお兄さんが

 

いつか。

どうか。

 

救われますように。

幸せになりますように。

 

 

セイのことを忘れてしまうことが怖いとハナが下を向いた時

隣にセイが居てくれますように。

 

「ハナが忘れても、私が覚えているよ」

 

 

この本に出会ってよかったです。

ではまた。