oto`s life

初めまして。oto(オト)と申します。本に纏わるお話をしています。気軽に覗きにきてください。

星やどりの声 朝井リョウ:著 [感想・ネタバレなし]

こんにちは

 

今回は、朝井リョウさんの「星やどりの声」についてお話しします。

 

この本は以前、読書術シリーズ〈中学生編〉でおすすめ本という形でご紹介しましたが私はこの本に中学生の頃に出会い、今の今までずっと心の中に残り、大切にしています。

 

何度読んでも気づいたら涙していて、気づいたら騒々しい日常に笑ってしまう

 

何度再読したかわからないぐらい。それぐらい大切な本です。

 

では詳しくご紹介します

 

 

星やどりの声  朝井リョウ:著

 

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星やどりの声 表紙

 

あらすじ

東京ではない海の見える町で、喫茶店「星やどり」を営む早坂家。三男三女母ひとり。亡き父が残したビーフシチューの香りに包まれた生活には慎ましやかながらも確かな幸せがあった。しかし、常連客のおじちゃんが店に姿を見せなくなった頃から、家族に少しづつ変化が。各々が葛藤を抱え息苦しくなる早坂家に、父が仕掛けた奇跡が降りそそぐとき、一家は家族を卒業する。

 

 

この本で私は初めて朝井リョウさんの本に触れました。どういう本を書く人なのかも知らずになんとなく手に取っただけだったように思います。

それがこんなにも自分にとって大切な本になるとは思ってもみませんでした。

 

読後、私は家族一人一人の顔をしっかり見て、家族があることのありがたさと、なんでもわかってくれて支えてくれる人の暖かさを再確認したのを覚えています。

 

この本は、三男三女、一人一人の目線で語られていきます。

 

光彦

真歩

小春

凌馬

るり

琴美

 

それぞれから見える景色はとても賑やかで、慌ただしくて、でもどっかで亡き父を忘れずに大切に抱え続ける子どもの心と優しさを持って、人を想う優しさを持っている。

 

 

 

家族がいる場所へいつも必ず帰ってきてしまう、就活に悩む、長男・光彦。

もう誰もいなくならないために笑うことを辞め、でもまだ幼い心を持った、三男・真歩。

父のため、家族のためと自分を変えた、次女・小春。

ただ馬鹿騒ぎして、でも胸の中ではいろんな想いに溢れ葛藤していた、次男・凌馬。

突如現れた友人との関係に悩みながら勉強もお店の手伝いも一切手を抜かない、三女・るり。

そして亡き父の言葉を胸に、兄弟を見守り家族を守る、長女・琴美。

 

 

家族があるということ。

人を想うということ。

誰かのために何かをするということ。

 

そのどれもが、簡単なことではなく、だからこそそれを行った時、それが自分の財産になり、誰かの支えになるということ。

 

 

思わず涙します。

暖かい物語。

ぜひ手に取ってみてください。

 

 

星やどりの声 角川文庫 / 朝井リョウ 【文庫】

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ではまた。